鉄は熱いうちに打て
告白
告白監督・脚本:中島哲也
原作:湊かなえ
出演:松たか子/木村佳乃/岡田将生
主題歌:Radiohead ”Last Flowers”

やっと念願の「告白」を観に行った。
場所は新宿ピカデリー
早朝よりネットで予約するも、既に席は埋まりつつ。
スゴイ人気だ…。

それほど世間で話題になっているように思わなかったけど、観て納得。これは面白いわ!★★★★★

2009年本屋大賞を受賞した原作を、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」 で有名な中島監督が映画化した。

鮮やかでスタイリッシュな画になっているのだろう…と期待は高まる。

TVで宣伝を見る限り、中学校が舞台ということで金八先生的な犯人探しなのだろうか…?
違った。

冒頭、教室で騒ぎながら牛乳を飲む生徒達を、ゆっくりと捉えた映像にハッとする。
何か起こりそうな予感。

終業式後の教室で、1年B組は春休み前最後のHR中だった。「私の娘は、このクラスの生徒に殺されたのです。」担任の森口(松たか子)の突然の告白に騒がしかったクラスが静まる。「犯人は2人、その2人をA、Bと呼ぶことにします。」森口先生による復習が始まる。

少年法に守られている2人の犯人を、森口先生はクラスメイトの前で追い詰める。
殺すなんて生ぬるい。
ハリウッドでリメイクするそうですが、国民性の違いから、この陰険さが再現できるのでしょうか…。監督は、森口先生役にニコール・キッドマンを推してるみたいです。

この映画は、登場人物がそれぞれ独白する形をとっている。
当然、登場人物達は自分の立場、目線で語っていくのですが、真実かどうかは…。

観る人によって同調するキャラクターが違うと思いますが、私は立場上どうしても森口先生目線でしたね。13歳ってこんな感じだっけ…と振り返るも、のどかな田舎で自分がどんなだったかは思い出せず。

キャストは演技重視で選ばれたようですが、松たか子は上手いです。
木村佳乃のイキっぷりも最高でした。
好きです。狂った木村佳乃。主に叫び役でした。「キャーッ!」
岡田将生のダメダメ教師ぶりが笑えます。
インタビューで、オファーが来たとき生徒役だと勘違いしたと話していました。
中学生はキツいんじゃ…。カワイイ顔してますけどね。

委員長の美月と修哉の、淡く幼い恋が救いになりかけたのに、それも修哉の手によってブツッと終わる。大人と子供の間にいて、純粋で残酷な年頃なのかな。
直樹役の子は演技うまいですね。母親役の木村佳乃と張ってました。

原作は読んでいませんが、映画は原作を超えているんじゃないでしょうか。
美しくて斬新なカット、音楽、演出、今後の邦画を変えると言われる出来栄えでした。

救いのない物語ですが、観た後落ち込まない清清しさがあります。

主題歌は、Radioheadの”Last Flowers”

”Last Flowers”は、2007年の発表当時のアルバム『In Rainbows』のオフィシャルサイト限定BOXでしか購入できなかった楽曲らしいです。

CDでの入手が困難だったらしいですが、「告白」で起用されたせいか『In Rainbows(2枚組)』の2枚組限定盤が日本独自の企画として発売されているそうです。
| キネマ云々 | 03:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
ケンタとジュンとカヨちゃんの国
ケンタとジュンとカヨちゃんの国 監督:大森立嗣
出演:松田翔太/高良健吾/安藤サクラ

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」を観に行った。
場所は、池袋テアトルダイヤ。

本当は「告白」を観に行ったのだけど、予想外に席の予約がいっぱいで入れなかった。

と言うわけで「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」。

監督は「ゲルマニウムの夜」と言う映画で話題になった方だそうですが、何より「ハゲタカ」大森南朋のお兄さんであることに驚いた。

大森南朋は「殺し屋1」の頃から気になっていた俳優さんなので、そう言えば似てる…!

舞踏家の麿 赤兒の息子2人ですね。エキセントリックなお父上の血筋か、大森兄弟は個性的です。

孤児院で育ったケンタ(松田翔太)とジュン(高良健吾)は、解体現場で働く毎日。過酷な労働環境と安い賃金、陰惨ないじめに苛立ちを募らせる。限界を感じたケンタは、ジュンと共に事務所のトラックを盗み網走の刑務所にいる兄カズに会いに旅へ出る。

金がない、学もない、未来もない
「兄貴なら暗闇の向こうに何があるか知ってるんじゃないか。」
僅かな希望を持つケンタとジュンのロードムービー。

イケメン過ぎる2人に等身大の若者の苦悩を感じるか…と言われれば正直微妙かな。
特に松田翔太くんには隠しようのないスタイリッシュさが感じられて。
でもキレて立ち回るシーンでは、お父さんである松田優作を彷彿させるカットも。
お兄さんの松田龍平には以前から面影を見ていましたが、翔太くんには意外でした。

高良くんは、「M」「蛇にピアス」 で感じた存在感がイイです。
この映画でも、とても自然に演じていて上手だなぁ…と。
映画の宣伝で出ていた素の高良くんを見ましたが、ボーッとしてポケットに裸のままガムとか飴とか入れているのが印象的でした。理由はすぐに食べられるから、とか。
北村一輝のトークを思い出したのだけど、依代のように役が降りてくるようなタイプの俳優さんは、普段は異常にボーッとした雰囲気の人が多いですね。

しかし特筆すべきは、ズバリカヨちゃんでしょう。
ジュンの追っかけである(ブスでバカでワキガの)カヨちゃんを演じるのは安藤サクラ
どこかで見たと思ってたら、奥田瑛二安藤和津の娘でした。お母さんに似てますね。
これが…ビックリするくらいブスなカヨちゃんがはまってました。
頭の弱い感じとか、こういう子いるな〜と該当者が頭に浮かんで仕方ありません。

ケンタとジュンは、自分より下にカヨちゃんを蔑みながら、同時に癒されてる。
「太ももって落ち着くよな。」
カヨちゃんの太ももや二の腕に触れながら、ケンタとジュンが子供のように眠るシーンが好きです。★★★☆☆

この映画には、二世さんというか芸能一家が多く出演しています。
松田翔太、安藤サクラ以外に、カズ役の宮崎将宮崎あおいのお兄さんです。
目のイキッぷりが半端じゃありません。
「ユリイカ」の頃は可愛かったのに。

他にも柄本明親子も出演していますし。

良い意味で血筋の感じられる俳優さんって、その背景も表現の一部なのかもしれませんね。
| キネマ云々 | 05:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
新幹線が熱い
去年から話題になっている、アメリカ高速鉄道計画への新幹線の売り込み―。
前原国土交通省がアメリカへトップセールスしに行きましたね。

オバマ米大統領は環境対策と景気対策の両立を図る「グリーン・ニューディール政策」の目玉として、全米13地域で高速鉄道を整備する計画を決定。国が総額80億ドル(7400億円)の補助金を投じる巨大プロジェクトに世界の鉄道関連メーカーが熱い視線を注ぐ。

日本の新幹線N700系
新幹線N700系・最高スピード300km/h
・正確な発着時刻
・車両の多さと過密ダイヤによる大量輸送
・乗車中の揺れや騒音の無さ
・地震大国日本で衝突や脱線の死亡事故0
・エコで保守費がかからない
・専用のレールが必要(在来線と共有不可)なため開発費がかかる

新幹線の最大のライバルTGV(フランス)
フランスのTGV・最高スピード320km/h
・在来線のレールを使用可
・旅客機なみの豪華サービス
・他国技術との融合性や統一性
・総合鉄道会社によってレールから車両までを一括開発
・騒音、定時につかない、地震対策など安全面に不安
・韓国KTXへの納入失敗実績

他のライバルICE(ドイツ)
ドイツのICE・最高スピード300km/h
・在来線のレールを使用可
・旅客機なみの豪華サービス
・100人もの死者が出た脱線事故あり



※写真は全てWikipediaから
他にも19社にも登る競合がいるらしい。(全部で22社が参戦)

ラフード米運輸長官を山梨県のリニア実験線の試乗に招き、最高時速502kmを体感してもらったとのこと。最新の新幹線N700系にも「発着時間が正確」と満足していたそうですが、気になります。新幹線は勝てるのか…。

国によって高速鉄道の発達の仕方も違います。
飛行機をライバルにカーブや山が少なく加速するのに十分に広大な土地を走るTGVは、必然的にスピードの強化を図ってきました。
地震が多く市街地を走る日本では安全面、環境面が重視されました。
同じ土俵で比較できないTGVと新幹線。

台湾では地震を考慮して新幹線が勝利しましたが、中国は新幹線とICEで半々、韓国ではTGVが勝利しています。
韓国の例もありますし、政治的にではなくアメリカの国土によって決定されると良いですね…。

1964年に世界初の高速鉄道となった新幹線。
以来スピードで世界トップレベルを維持し、安全面では阪神大震災でも死者を出さずに済んだ、日本が世界に誇れる乗り物であったとは…。
感動しました。

だからオリンピックを観ているようなドキドキを覚えて、動向から目が離せません。

私は前原国土交通省を応援します(鉄ヲタらしいですが)
| 徒然な感じ | 11:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
第9地区
第9地区監督:ニール・ブロムカンプ
製作:ピーター・ジャクソン/キャロリン・カニンガム
出演:シャトル・コプリー

『第9地区』を観に行った。場所は丸の内ピカデリー
面白かった!激オススメ★★★★★

1982年南アフリカのヨハネスブルク上空に突如現れたUFO。侵略するでもなく沈黙し続けるUFOに、政府が痺れを切らして送り込んだ偵察隊が見たのは、膨大な数の宇宙人難民の群れ。急遽近郊に衰弱した宇宙人用の住居が用意され、第9地区として隔離されることに。20年経ち第9地区はスラムと化し、宇宙人を強制収容所へ移すことに。国家機関MNUの代表としてヴィカスは宇宙人達に立ち退きのサインを求めるが、それはメディア対応の表向きで、未知の武器回収が目的だった…。

第9地区についての専門家のインタビューから始まったドキュメンタリーな映像に、面白い映画になりそうな予感。街頭インタビュー映像もあったのだけど、これは実際の不法入国者(外国人)について尋ねた内容なのだそうです。

宇宙人とのファーストコンタクトを夢見た人間達だったが、20数年経ち宇宙人(通称エビ)と共存するうち蔑視し迫害する様子はアパルトヘイトによる人種差別そのもの。
ニール・ブロムカンプ監督は、1994年に完全撤廃されるまで続いたアパルトヘイト(人種隔離政策)を見て育った。
この映画のリアリティは半端じゃないです。

『スターシップ・トゥルーパーズ』 (97年米)を思い出す甲殻類や昆虫をイメージしたエビのデザインが、好感を持てなくて良いですね〜
実際進化論的にも虫は特殊で、地球外から来たという説があるほど。
個人的には仮面ライダーっぽくて嫌いじゃないです。

時期的に『アバター』 と重なるため比較してしまうけど、近未来の現実を見せつけられているようで『第9地区』の方が私は好きです。
どちらも人間を悪に見立てているのは同じなのですが、より『第9地区』の方がエグくて人間のエゴにうんざりします。

ヴィカスの身に起こったことはトンデモな内容なんですが、異種民族間の共存の難しさ、差別する側と差別される側の視点の違いにハッとさせられつつ、アクション満載で見終わった後も暗くならずに済むところが良いです。

2004年、監督のニール・ブロムカンプがCMディレクターとして活躍していた頃のシトロエンC4のCMです。当時その完成度の高さに驚いたのを覚えています。

映画『トランスフォーマー』(07年米)より以前の作品ですから。衝撃がありました。

『第9地区』の元ネタとなったブロムカンプ監督による短編映画Alive in Jo'berg


同監督によるゲーム「HALO」の映像化作品(頓挫しちゃったみたいですが)
| キネマ云々 | 03:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
ステイ
ステイ [DVD]原題:STAY(05年米)
監督:マーク・フォースター
出演:ユアン・マクレガー/ナオミ・ワッツ/ライアン・ゴズリング

ムービープラスで『ステイ』を観た。
これが…不思議な映画でした。だけど映像の斬新さやカットワークが見事で素晴らしかったです。

精神科医のサム(ユアン)の新たな患者ヘンリーは、自ら3日後の21歳の誕生日に自殺すると予告する。予知めいたヘンリーの言葉に、サムは元患者で恋人ライラもまた自殺未遂の経験があり、激しく動揺する。誕生日を前に姿を消したヘンリーを必死で探すサム自身の現実も、虚構と区別がつかなくなる…。

サムは手掛かりに、死んだと聞かされていた両親やヘンリーが好意を寄せていたアシードに会いに行くが、謎は深まるばかり。

患者と同一化し易く精神のバランスを崩すサムに、恋人のライラは心配が募る。

ストーリーが進むにつれ、意識的にカットの繰り返しや奇妙なモーフィングが増え、まるでデヴィッド・リンチの不思議な世界に彷徨ってしまった気分になります。

色彩的にウォン・カーウェイを彷彿とさせる映像のコラージュは、謎解きを放棄してしまったかのように加速していく。
故意にブツ切りにされた美しいカットの連続に、観てる側は異常と不安を感じる。

見とれながらも、訳の解らない物語はクライマックスへ…。
結末に驚きます。
クレジット時に流れる、ヘンリーが過ごした楽しかった頃の映像には胸が痛みます。

ヘンリーは、サムの分身なのか…?

先日、たまたまBS-hiで、『ハイビジョン特集「カッティング・エッジ」 −映画編集のすべて−』を観たばかりで、『ステイ』を観ながら編集の効果を実感していました。

2004年に放送された「カッティング・エッジ」は、ハリウッドの巨匠と呼ばれる監督達と、その裏を支える編集者の貴重な話が聞けます。

製糸工場の女工さんのようにフィルムを切り貼りしていた時代から、トーキーの登場で機械に強い専門職の仕事へ…。そしてデジタルを使った現代の編集へと、名作に携わってきた編集者達のこだわりと技術が凝縮されています。

これまでも何度も再放送されているので今後もあると思いますが、海外ではDVDにもなっています。吹き替えや字幕はないそうですが…。

関係ありませんが、サム役のユアン・マクレガーが劇中に着ているセーターや、ちょっと裾の短い黄色のパンツがオシャレでカッコイイです。
公式ページに書いてあったのですが、ユアン・マクレガーの衣装を担当したのは、NY出身のデザイナー“トム・ブラウン”によるものだそうです。

伊勢丹新宿店メンズ館3階でお買い求めできるようですよ。
| キネマ云々 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
The Police - De Do Do Do, De Da Da Da (Japanese Version)
先日、ブエノスアイレスで行われたPoliceの復活ライブの模様をBSで観た。
往年のPoliceを彷彿とさせるStingの歌声に感動しつつ、名曲「De Do Do Do, De Da Da Da」日本語で歌ったバージョンが存在することを聞きつけ、探してみました。



♪コトッバ〜だと ウソッに〜な〜る〜♪

…拙い日本語が素敵です。

若い頃のStingがカワイイ。

この貴重な日本語「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」 は、この国内盤アルバムのおまけCDとして付いているそうです。

今は大御所になったStingのお茶目な一面が嬉しいです。
「King of Pain」とか「Invisible Sun」「Every Little Thing She Does Is Magic」懐かしい…。

言葉だと嘘になる
口に乗せたらすぐに
言葉は俺を縛る
裸の俺だけを
受け止めて欲しいから
ドゥドゥドゥデダダダは
俺の言葉さ
ドゥドゥドゥデダダダを
信じておくれ
ドゥドゥドゥデダダダは
愛の言葉さ
わかっておくれよ
 日本語訳:湯川れい子


Policeが活動停止する前に出した最後のシングル「Don't Stand So Close To Me '86(邦題:高校教師'86)」です。好きだったな…。

'86じゃないオリジナル版ももちろんカッコイイです。
| アリなモノ | 21:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
パンズ・ラビリンス
パンズ・ラビリンス DVD-BOX原題:Pan's Labyrinth(06年メキシコ/スペイン/米)
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:イヴァナ・バケロ/ダグ・ジョーンズ

ムービープラスで『パンズ・ラビリンス』を観た。
昨今流行のファンタジーモノかと思いきや、とんでもなかったです。
ダークです。重いです。子供には見せられません。

1944年のスペイン内戦下で母親の再婚相手である大尉の元に暮す少女オフィリア。独裁政権下で大尉の残虐非道な仕打ちに、オフィリアは現実から目を背け不思議な迷宮に迷い込む。そこで出会った牧神パンは、オフィリアが地底の魔法の国の王女の生まれ変わりで、3つの試練を乗り越えれば魔法の国に戻れると告げる…。

オフィリアがパンに告げられる魔法の国は夢いっぱいで、現実の救われなさを思うと魔法の国に戻った方がいいのでは、と安易に思って観てたのですが…。

しかしそもそもパンが、おどろおどろしい。
牧羊神なので羊をイメージさせるのですが、同時に悪魔を思わせる禍々しさ。
妖精も気持ちの悪い造詣と声で、現実世界で化けて出るときはナナフシの姿。
しかもデカいナナフシ
至近距離でバサバサと飛ばれた時には、ギャーッ!!

オフィリアが3つの試練に立ち向かう裏で、現実の世界ではオフィリアの母親が亡くなったり、大尉が捕まえたゲリラ兵を拷問したりと、軍とゲリラとの激化する戦いの様子が描かれていきます。

試練には、子供を喰らう両手に目玉があるグロい怪物が出てきたりしますが、現実の大尉の非道ぶりに比べれば…。

人間になりたがっているマンドラゴラ(ミルクと血が2,3滴必要)など、怪物達が魅力的で、出番が少ないのが残念。
ギレルモ・デル・トロ監督の描くモンスターは、美しい。
『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』 (08年米)にぞくぞく出てるらしいので、観たい!

結局、オフィリアは養父である大尉に撃たれ、魂のみが魔法の国へ帰還して終わる。
めでたいラストのようだけど、血を流しながら動かなくなっていくオフィリアの眼に映る魔法の国の煌びやかな様子が切ないです。

例え魔法の国が現実の厳しさにオフィリアが創り出した幻想だったとしても、微笑みながら死ねるのであれば、彼女にとっては現実だったのだと思います。
ただ観てる側には救いがありません。

監督はオフィリア役の子役に、参考資料として『火垂るの墓』 を観せたそうです。

観た後、決して元気になれない映画。
でもその儚さに惹かれてしまう映画。
| キネマ云々 | 17:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ